数々の難局を乗り越えたチームの結束力

私が大阪支店在籍時に担当した「MCUD・ZIP大阪平野」は、当社の組織力を実感した案件となりました。当時私は土地の契約締結後からプロジェクトに参画し、着工までもう少しという段階で当該敷地から埋蔵文化財と思われる遺構が見つかったのです。このエリアは埋蔵文化財の包蔵地でなかったことから、私にとってはまさに予期せぬ事態でした。まずは試掘から始まり、乗り越えるべき壁が多々ありましたが、大阪支店と当時の開発第二部など本社関係部署の連携によって、無事に着工・竣工、売却先が決定しプロジェクトを完結できました。この一連の流れは私ひとりでは到底成しえなかったと感じます。苦労もありましたが、OneTeamで取り組むことの大切さを再認識するとともに、組織として協力し合う風土があることは、とても心強かったです。

現場で得た知見を後輩・チームに還元していきたい

その後本社に異動になり、現在も開発企画／推進第一部で不動産のソーシングから開発・推進まで携わっていますが、異動を経験したことで以前よりも仕事の幅が格段に広がっていることを実感しています。大阪支店で扱う物件情報は関西圏が中心でしたが、今は首都圏をはじめ広域の情報も入るようになり、ソーシングを行う上で検討できる選択肢も増えました。今まで関わることのなかった仲介会社の方々ともお会いするようになり、自身にとって大きなプラスになっています。仕事を進める上で大切にしているのは、相手との信頼関係を自ら構築すること。数多あるデベロッパーの中でまずは三菱商事都市開発の小塚に相談しようと思っていただけるよう、普段から日々のコミュニケーションを丁寧に行うことを心掛けています。これは、社内においても同様です。入社して4年が経ち、社内には若い社員が増えてきました。これからは現場で得た知見を部内・組織に還元できるよう、今まで以上に高い視座をもち、会社の成長に寄与していきたいと考えています。