コロナ禍の困難を乗り越え、事業を完遂

物流倉庫・ホテル・商業施設など、幅広いアセットクラスに携わっていますが、中でも「相鉄グランドフレッサ熊本」は、私にとって大変印象深いプロジェクトとなりました。2019年に用地取得を終えましたが、程なくしてコロナ禍に……。観光業界は停滞し、先の見えない時代に突入しました。ホテル事業を継続すべきかどうか、あらゆるシナリオを検証し議論を重ねて事業継続の決定を得ましたが、運営側の相鉄ホテルマネジメント様が、コロナ禍においても「やり遂げましょう」と、背中を押してくださったことも心強かったです。工事は半年遅れでスタートしましたが、無事に竣工したときの安堵感は今もよく覚えています。

経験から得た知見やノウハウを
社内にフィードバックすることを大切に

私はこのプロジェクトで初めて、用地取得から開発推進、売却まで一気通貫で担当しましたが、その過程では設計・施工会社をはじめ多くの方々に協力いただきました。皆様の協力無くして事業は成立しません。それはアセットクラスが違えど同じです。プロジェクトマネージャーとしてさまざまな協力会社・ステークホルダーの皆様と関わり、事業を完遂した経験が他のプロジェクトにおいても活かされていると感じています。現在の部署では、さまざまなアセットクラスに携わることで知見やノウハウが増え、それらを社内にフィードバックすることを大切にしています。私が常に意識しているのは、個人の成長が会社の成長につながるということ。これからも幅広い事業の中で経験値を高め、部下の育成、そして会社の成長に努めていきたいと思います。