対談企画
何事にも前向きに取り組む文化が、チーム力を向上させる。
東京都町田市の簗田寺で行われた都市開発部のオフサイトミーティング。非日常空間における貴重な体験について、幹事の3人が語りました。
何事にも前向きに取り組む文化が、チーム力を向上させる。
東京都町田市の簗田寺で行われた都市開発部のオフサイトミーティング。非日常空間における貴重な体験について、幹事の3人が語りました。
宍戸 徹夫 都市開発第二部長
浅井 光敏 都市開発第一部
愛 朋志 都市開発第一部
2022年に新体制となったことを機に、都市開発部ではチームビルディングの一環として、年に一回オフサイトミーティングを開催。毎回オフィスを離れ、リフレッシュできる環境でディスカッションすることで、チームの一体感を高めています。
日本古来の文化とホスピタリティを体験した貴重な時間。
愛:私は2024年夏から都市開発部所属となりましたので、年に一回開催しているオフサイトミーティングは、今回が初参加にして初幹事となりました。場所をお寺にしたのは、確か浅井さんの発案でしたよね。
浅井:自然豊かな環境でやりたいという話を3人でしていた中で出てきたのがお寺でした。部内で行ったアンケートでは、山林でのチームビルディングという案もありましたね。
宍戸:オフサイトミーティングは、オフィスから離れた環境でチームビルディングを実践することが第一の目的。お寺という非日常的な場所で頭を働かせたり、普段の業務で関わることの少ない者同士でコミュニケーションを取ることで良い相乗効果が生まれるのではと期待しましたよ。
愛:最初はお寺でどういった体験ができるのか、一参加者としても楽しみでしたし、普段の業務と違う何かを部のメンバーが得ることができればと思っていましたね。
浅井:午前中の研修内容は、坐禅・茶道体験にしました。坐禅を通じて自己と向き合い、心の整理をすることで、より前向きな姿勢や自己成長につながる気づきを得ることができ、また、茶道体験を通じて日本の「おもてなし」の精神や礼儀作法を学び、日本文化を通じたホスピタリティを理解することで、様々な事業を推進する立場としても貴重な学びの場となると考えました。個人的にも現在、海外の企業と共同で推進している事業がありますが、海外の方とコミュニケーションを取る上で、日本古来の文化や伝統をしっかり経験しておきたい気持ちが強くありました。
宍戸:坐禅では、警策という木の棒で肩をパーンと打たれる経験をしましたが、姿勢の乱れを見て和尚自ら打つわけではなく、警策で打ってほしい時は、私たちが合掌してその意を表すことを初めて知りました。呼吸を整えることで心が落ち着くこともよく分かりましたし、とても新鮮でしたね。何よりも、日々忙しく仕事をしているメンバーが一つの輪になって、声を発することなく何もしない時間を過ごせたことが貴重でしたよ。
愛:そうですね。坐禅も茶道も、一つひとつの作法に意味があることがよく分かりました。茶道をお点前してくださった先生は、私たちの会社を事前に調べた上で、床の間の掛け軸をご用意していただいたようで、浅井さんのお話にあった日本のホスピタリティを学ぶいい機会になったと思います。参加したメンバーに感想を聞きましたが、非常に好評でしたね。
グループワークを通して相互理解を深め、チームの一体感を高める。
浅井:午後は4つのチームに分かれてグループワークを行いました。コンサルティング会社の株式会社PODさんにご協力いただいて事前課題を設定し、チームごとにディスカッションを行い発表しましたが、いつも以上に活気があったと思います。
愛:課題に対するアウトプットの質ではなく、各チームメンバーが協力しあい、どれだけ前向きにディスカッションできるかを意識して計画しましたよね。限られた時間の中で全員が真剣に考えていましたし、あえてプレゼン後に順位をつけましたが、1位を逃したチームは本当に悔しがっていました。質問も活発に飛び交い、その場で色々分析していたシーンが印象的でした。
宍戸:皆が一つになって考えたことに大きな意味がありますよ。前々回のオフサイトミーティングでは部の方向性を共有し、前回は個々の相互理解をテーマにMBTI研修を実施しましたが、今回は実践的なテーマを設定しました。第一部・第二部では異なる案件が進行していますが、この日だけはメンバーをシャッフルし、違う視点を持つ者同士が同じテーマでディスカッションすることを大前提としました。テーマは、都市運営における施設の資産価値向上について、コミュニティ・マーケティングの手法を用いて検討することでしたね。
浅井:私たちの業務において、コミュニティ・マーケティングは重要な要素になると考えています。今回は皆で和気あいあいとディスカッションしましたが、共通理解を深める貴重な時間になったと思います。
愛:都市開発部が取り組む案件は長期に渡るものが多く、難しい内容を伴うこともあります。皆で意見をぶつけ合い、協力しながら案件を磨き上げていく必要があります。今回のように、一緒に考え相互理解を深める機会は、そのプロセスにおいてきっと活かされると思います。今回のオフサイトも期待していた通りの内容になりましたし、都市開発部のよい文化である、何事にも全員が前向きに取り組む姿勢をあらためて感じました。
宍戸:私も愛さんと同じく初参加でしたが、新たに加わったメンバーもポジティブに考えて動ける雰囲気が部内にありますね。こうした企画を毎年続けるのはいいことだと思いますよ。
浅井:今回、私のチームには昨年新たに所属された方もいました。普段の業務では関わることが少ないメンバーもいますが、グループワークを通してお互いに考え方や人となりを理解できたと思います。私自身も部に所属してすぐに、前回のオフサイトミーティングに参加しましたが、皆と打ち解けるきっかけになりましたし、チームの一体感を高める大切な場だと思いますね。こうした企画は、若手社員が幹事を任せられるイメージがありますが、社歴や役職は関係なく、今回は部長が幹事を務めたことも、部のいい文化だと思いますね。
宍戸:そうですね。次回は一人の参加者として楽しみにしていますよ(笑)。今回のオフサイトミーティング終了後に皆の表情を見ると、まるで修学旅行から帰る学生のようでした。それほど有意義な時間だったと思いますし、さらにチームとして成長するためにも継続していきましょう。次回も楽しみにしています。