Challenge
innobaシリーズ第二弾
「innoba川崎」への挑戦
「構想力と実現力」が可能にする新たなアセットクラス。
innobaシリーズ第二弾
「innoba川崎」への挑戦
「構想力と実現力」が可能にする新たなアセットクラス。
井筒 広志
不動産開発担当執行役員補佐
開発企画第一部長
開発推進第一部長
髙橋 絵美
運営統括部
開発推進第一部
コンテンツ企画室
いち早く設計に着手して
個々のニーズを形にしていく。
―innobaシリーズ第2弾として開発が進む川崎の立地特性、現在の状況について教えてください。
井筒:第1弾の「innoba大田」同様、川崎市は数多くのものづくり・研究開発企業が集まるプライムエリアです。市内の内陸側になりますが、特に研究開発企業が集積する場所であり、第2弾に相応しい立地だと判断し、用地取得しました。小田急多摩線「黒川駅」から徒歩約3分、京王相模原線「若葉台駅」から徒歩約10分という利便性も大きな魅力だと思っています。
髙橋:このエリアでは、ものづくりや研究開発ができるinnobaのような施設が不足していることがわかっていました。一定のテナントニーズがあると確信していましたし、現在はリーシングを進める中でヒアリングした各社のニーズにできる限りお応えできるよう、設計に着手したところです。
井筒:特殊なニーズもありますので、全てを反映することは難しいのですが、「innoba大田」での知見を活かし最大公約数を模索しながら進めています。本来、竣工予定から逆算すると設計開始はもう少し後でもよいのですが、敢えて早めに着手したのは、今あるニーズを早く形にし検証したいからです。そうすることで、次のニーズを拾えますし、最適な仕様へ変更する期間も確保できます。
髙橋:入居いただくテナント様が使いやすい施設であることが大前提ですので、より多くのニーズにお応えして、それぞれの業務・業態にマッチしたアセットクラスにしていきたいですね。
「innoba大田」を運営する中で培った
新たなネットワークを活かす。
―第1弾の「innoba大田」で得た知見をどのように活かしていこうと考えていますか?
井筒:運営する中で気づいたのは、大田区周辺の企業だけでなく、地方の企業にもニーズがあるということ。品川駅・羽田空港に近いことから「東京の拠点にしたい」というお問い合わせをいただくようになりました。「innoba川崎」であれば、新宿から約35分の場所にありますので、都心に本社を構える企業が研究拠点として活用することもできますし、リニア中央新幹線の新駅設置が決まった相模原市の橋本にも程近く、将来的にはもっと幅広いニーズが見込めるのではないでしょうか。
髙橋:初めてのアセットクラスということもあり、リーシングや運営する中で各テナント様毎の新たなニーズがわかってくるので、一つひとつ向き合っているところです。当然、そうした皆様の声は川崎の開発を進める上で参考にしていくべきだと考えています。
井筒:そうですね。「研究が行われる部屋の中では事務スペースの確保がしづらく、個人で集中して事務業務やWEB会議もできるスペースがあれば」というご意見をはじめ多くのご要望をいただいていますので、川崎の開発推進に活かしていきたいですね。また「innoba大田」では屋上のテラスをもっと有効活用できればと思っていますが、規模が大きい川崎ではテラスなどをより活かしたリフレッシュエリアも工夫したいと考えています。
―今後のinnobaシリーズにかける想いを教えてください。
髙橋:「innoba大田」を運営する中で、これまで弊社になかったテナント様や専門業者様などネットワークが構築できていることを実感しており、そのネットワークはどんどん広がっています。新たなアセットクラスとしてinnobaを拡大していく上でも、皆さんと一緒にブランド価値を上げていきたいですね。
井筒:弊社のPurposeである「構想力と実現力で、都市の未来を育む。」を体現するのが、innobaシリーズだと思っています。競合他社が運営する施設とは一線を画すユニークな事業だと自負していますし、おかげさまで認知度も向上し、お問い合わせも増えています。都市部だけでなく、日本の社会課題である地域創生にも貢献できる事業だと思っていますので、今後も拡大できるよう尽力していきたいと思います。
「innoba大田」では、大きな開口部と大型エレベーターを備え、天井高や廊下幅もゆとりのある設計で、大型機械の搬入にも対応。
innoba川崎[開発概要]
所在地:川崎市麻生区南黒川12番1
土地面積:6,562.11㎡
建物面積:12,708.07㎡(予定)