CREは長期戦。
地道に種を蒔き、
将来の会社を支える存在に。
CREソリューション部
三菱商事グループならではの、
海外ネットワークを活かした事業化。
CREソリューション部は、CRE(Corporate Real Estate=企業不動産)のソリューション提供を行っています。ミッションは、企業が保有する不動産を有効活用するための提案と、それにつながる収益不動産の開発。私はプロジェクトマネージャーとして、CRE案件のソーシングからソリューション提案、案件事業化までを担っています。CREの特徴は、対象会社の経営目線且つ長期的な目線で不動産事業を考えていくことです。故に比較的、案件規模が大きく開発難易度が高い相対的な取引となる傾向にある為、やりがいを感じます。
当社ならではの最大の利点としては、三菱商事との連携が図れること。例えば、私が携わった「CALM代官山」は、三菱商事グループならではの海外ネットワークを活用した案件です。海外顧客でしたので代理人を通したとしてもコミュニケーション難易度は高く、文化・宗教的な価値観の違いもあるため意図をくみ取ることにそれ相応の労力を要しました。結果としてその海外顧客にも喜ばれ、グループとして関係の深い国との信頼関係を活かせた事例になりました。時に困難は伴いますが、お客様の信頼を得て事業化への道筋がついたときの達成感は、何物にも代えがたいですね。
CREで培うヒューマンスキルで
顧客との信頼関係を育む。
コンサルティング的な立ち位置で企業に提案を行い、実際に不動産を動かしていただくためには、顕在ニーズだけでなく、潜在ニーズを掘り起こす視点が不可欠です。そのためにはまず「気づく力」を持つこと。細部まで業界や企業のことを理解し、不動産を活かす方法を見つけていくのです。
一方で、これまでにない発想を生むために、業界の慣習や固着概念からは自由になる必要もあります。想像で勝手に決めつけることなく、対話を大切にしていくことでお客様から信頼をいただけるようになりますし、お客様自身を既成概念から開放することも可能になると考えています。
また、自社だけ、自分だけの利益ではなく、相手が本当に納得しているか、「良い」と思っているかを推察し、バランス感覚を大切にして仕事を進めることが私の信条です。周囲からはよく「相手の懐に入るのが上手い」と言われますが、粘り強く相手の喜ぶことを考えて行動していることが要因かなと思っています。
営業なので当然コミュニケーション能力は求められますが、逆に言えば、コミュニケーション能力を磨いていけば、自分よりも知見の深い(経験値の高い?)方々の知恵やネットワークを活用することができる仕事でもあります。今は事業の種をどんどん蒔いている段階であり、CREソリューション部としての実績はまだまだこれからです。CREは個別要因が多く不動産市況に影響されにくい領域もあるので、外部環境に左右されることなく会社を支えられる部門になっていきたいと思います。